2010年6月5日土曜日

都心の住まいについて考える


View from Osaki station

某ブログにこんな記事が・・

うさぎ小屋2.0
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51700208.html

この記事の是非についてはさておき、自分にとって快適な住まいというものについて考えてみたい。自分は広い家が好きだけれども、一方で掃除が面倒なのもイヤだし、維持費もかかるのもイヤな感じである。一方で、交通が便利だったり、近所に友達が住んでいたり、共有スペースがあったり、おいしい料理等々がある便利な街に住んでいる方が重要なのかもしれない。
おそらく自分が日常的に住んでいて、家族一人あたり20平米もあれば良いと思われる。ブログ記事にもあったように、実はもう電子化してしまえば、本もCDもビデオも全部サーバに突っ込んでやればいいという流れになってきているようなので、そうなるとますます広く部屋を使えるようになる。さらに、都会ではおいしい料理屋とかカフェもあったり、どこでも無線LANもあったりするので、寝る場所と洋服置き場以上の意味は、実は家にはなくなりつつあるのかもしれないと思うこともある。

他に何故東京にばかり人が集まってくるのかと言えば、やはり刺激があるのと、人間関係が適度にゆるいからじゃないだろうか。田舎に住むと、娯楽がないせいか他人のやることが気になってしょうがないという人が多く、さらに人よりちょっと成功する感じになると足を引っ張りにかかるところもあって、特にお金持ちになってくると自宅の近所で買い物をしなくなる、という話を聞いたことがある。

他にも、①日本の少子高齢化と、②建築技術の発展を挙げたい。これはどちらも未来を暗示しているんじゃないかと思えるからだ。①は、不動産に対する需要そのものが減っていくことと、②は、不動産の供給そのものが増えていくことを示す。つまり、建築技術がどんどん発展すれば、容積率を増やして高層化したり、あるいはこれまで利用できない場所も開発でき、あるいは便利なところがますます高度化するということを意味する。つまり、日本全体の人口は減る一方、都会の土地(床面積)はますます増えるということなのである。
そうすると、需給バランスによって、不動産そのものの価格は間違いなく下落していくだろう。もし下落すれば、今度は地方の富裕層と若者をますます都会が吸収することになるだろう。結果、都会だけがどんどん経済的に増殖し、巨大化し、高度化し、人口が密集して行くだろう。

そして今、木造平屋の一戸建てみたいな建物がいっぱい建っているところはある。おそらく、そこに住んでいるだろう高齢者がいなくなって巨大な更地が出来た後、そしてまたそこが開発され、東京の巨大化はさらに進んでいく、そんな流れになって行くんじゃないだろうか。

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