2010年7月12日月曜日

選挙雑感

参議院議員選挙が終わった。結果は民主党惨敗だったわけだけれども、菅首相は結構「こんなもんだ。よくやったよな」的な総括だったみたいだ。そもそも消費税の議論をするという話は、ある日突然ギリシャ危機を持ち出してきて、うちも増税しないと大変だ!という論調でなんか突然降ってわいたような話だった。

そもそも政権交代のあと、鳩山前首相は「4年間は消費税を上げない」とか言っていたのに、なんか沖縄問題でもめてるなー、ごめんうまく行きそうにないです、すいませんとか言ってる間に、よよよ、よよよよという感じで菅さんに変わって後、消費税が、とか言ってきた。

消費税、4年間は上げないという思い=鳩山首相(2010/2/15)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-13897020100215

なんだかよく分からない展開で、選挙前に消費税のことを言わないと不義理ということであれば、衆議院の解散からやり直せばいいと思うのだけれども、そういうわけでもないし、じゃあ、民主党が負けたからって別に何か責任取ってやめますというわけでもないし、さぁ消費税を上げる法案を出すっていうことでもないようだし(話を始めましょう的なこと?)

結局、何だったの?という感じがする。菅さんの思いやいずこ。

そう考えていくと、これって一種の自爆テロ?のようなものじゃないかとも思う。
あるいは別に参議院は捨ててもいいや、という割り切りというか。

実際、消費税の話も出さないで負けたとしたら、結局、菅首相を国民が拒否した、みたいな形になるから、もっと間違いなく嫌われ、間違いなく将来必要となり(と自民党も民主党も思っている)、間違いなく票が減るという消費税を持ち出してきたのかもしれない。

結局、これには菅総理には色々とメリットがあって、

1.役人(官僚)へのリップサービス(これで消費税が上げられるよ!という恩着せ。)
2.消費税のことを言ったせいで負けたというイメージ作り(菅が嫌われたんじゃないもん。消費税だもん、と言いたい。)
3.小沢さんの影響力拡大をけん制(小沢さんの「各種団体さん!バラマクよー!」という田中角栄型政治へのけん制。)

というところを狙ったのではないかな、と勝手に思った次第です。(妄想です(^ω^))

で、今回は日本版ボートマッチという、各党との「相性」一目でわかるというサイトを見て、自分の考えに近い、みんなの党に入れてみた。(比例は自民だけど)
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/feature/f001/

僕は「小さい政府」と「大きい政府」が二大政党制になる方がいいと思うのですよね。

将来的には「小さい政府」にして「開国」して行くのが日本の道なんだという渡辺喜美さんが正しいのだとは思うのだけど、その小さい政府の応援団っていうのが、どうもホリエモンとかミキタニさんとか、そういう強欲資本主義ぽくて焼き肉の食い過ぎみたいな人たちが多いのがちょっといやな感じがする。

ホリエモンがリーマンの金を借りてフジテレビを買収しようとした後日談だって、結局リーマンが破綻したから良かったような?ものの、ああいう流れだってうっかりすると日本の郵貯やらかんぽの金を「金融工学の進んだ海外で高利回り運用しよう!」と全部持っていかれた上に破綻したんで返せませんよ、ごめんね:-Pって感じで日本の高齢者涙目って感じになるところだっと言える感じもなきにしもあらず、と言う気持ちでいっぱいです。

しかしだからと言って、我が日本国は金融テクノロジー関係ないです、うちは鎖国ですからゲームに参加しませんさようなら、と言ってる間に世界の発展から日本が大きく技術的に取り残され、日本の中でガラパゴスな感じでのんびりしてたら、すごいテクノロジーのバーチャル黒船がバーチャル大砲で日本狙い撃ちで、たった四杯で夜も眠れなくなって国家崩壊という未来もあり得るわけで、なんともはや、いずれにしても侵略されるのはイヤだけど、日本の独立を守ると言いつつ、みんなの金をガンガン吸い上げて、自分の権力維持のためにばんばんばらまくという官僚さんの権利拡大もなんかいやな感じな今日この頃です。

はぁ。雑草のような一般国民はどうするのが一番なんでしょうね。

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