2010年7月4日日曜日

健康ハック!

 最近、自分より若い同僚がクモ膜下出血で倒れたと聞いた。結構ショックである。

 この年になってくると、結構自分の身のまわりにも病気の話が増えてくる。
 今年の正月過ぎぐらいに、自宅の近くで倒れている老人がいて、結局助けてあげたのだけど、年を聞いたら69才だった。理由は新年会に飲み過ぎて体力を使い果たし、そして倒れていたということだったのだが・・、やはり老化してるって感じだった。

 一方で、自分の知り合いの学者さん(父の友人)は、70代半ばだが、若い頃に病弱で悩んでいたけれども、その後、健康にすごく気をつけて生活していたせいか未だ元気で、「まだ60代のくせに、世間の人たちに頼ってゴミ出しなんかしてもらってるんじゃねえ」と年下の高齢者を叱るのが楽しいという人もいる。
 戦後、ある軍医の書いた「赤本」と呼ばれる書物をよく読んでいて(その本の題名は未だ不明)薬草に詳しく、特にドクダミとこんにゃく関係の話をしていたそう。

 自分も先日もビタミンB1がどうとか書いていたが、実際に長生きしようとすれば、もちろんこれだけでうまくいくわけでもない。

 他にももっと研究するべきだろう。今回紹介したいのは:



 「長寿の謎を解く」(NHK知るを楽しむこの人この世界)

 この著者は「冒険病理学者」だそうで、世界の長寿地域の食生活がどうなっているのか、世界中を旅して研究したという強者でありまして、テレビ番組もやっていたのだけれど、本書はその番組のエッセンスがまとまっていて、読むだけなら時間的にも効率的です。

 ポイントとしては:
 ① 大豆や大豆加工品を摂る。(イソフラボン:血圧やコレステロールを下げる)
 ② 過剰な塩分を摂らない。(ナトリウム過剰摂取で血管系がみるみる弱る)
 ③ 魚はたくさん、肉はバランスよく(タウリンを多く摂取する。肉から脂肪を摂りすぎないよう、ゆでこぼしする。)
 ④ 牛乳・乳製品を摂る。(カリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルを得、ヨーグルトには免疫強化作用がある。)
 ⑤ 野菜・果物を欠かさない。(カリウム・食物繊維が含まれ、塩分(ナトリウム)を身体から追い出し、腸をきれいにする。)
 ⑥ 食卓は明るく、楽しいものに。(一人で食べるとインスタント食品の利用につながる。)

 ⑥はちょっと、一人ではいかんともしがたいところであるのだけれど、その他は何とかなりそうだ。

 基本、大豆・乳製品・果物/野菜系をマメに摂るのは、基本としてやっておきたいところ。
 あと、タウリンを積極的に摂ることで、血中コレステロールを減らせるようだ。

 あと、人々が「おいしい」と感じる上で、塩味というのは避けて通れないもののようで、うっかりするとすぐ摂りすぎてしまうという類のものであるらしい。
 そんなとき、大豆中心の食事というやつが、この害を打ち消してくれる、とある。

 まあ、サプリメントもいいけれど、やっぱり食事の見直しというのをメインに据えるのがあるべき方法なのかもしれない。

 健康オタクのためのヘルスハックの旅はつづく。。。(かもしれない)

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