2011年2月13日日曜日

続・整理整頓(そして生活のゲーム化へ)

さて、よく世間では、PDCAサイクルなる言葉が用いられる。昔はPlan-Do-Seeなんて言われていたものだけれども、最近はこちらに置き換わった感じ。すなわち(Plan-Do-Check-Actが計画、実施、評価、改善)とでも言おうか。
ところが、自分の仕事の改善のためには、とりあえず「プラン」から入ると、「えっ、計画ですか・・・?」という感じで、計画って言っても、じゃあこういう計画で、なんてことは次々に出てくるものではない。
もちろん、どっか旅行に行きたいとか、誰かと何かをしにいきたい、仕事をうまくいかせたい、なんていうパターンから考えると、じゃあ計画で。って考えるわけだけれども、いわゆる「自分の生活を見直す」という視点から考えると、あの「ご利用は計画的に」というところのあの辺からのスタートになる。

前置きは長くなったが、要するに「評価」から入ればいいんじゃね?ということである。

評価をするには、とりあえず数字から見るのが一番である。数字は誰が見ても数字なのでわかりやすい。○月○日にいくら使った、という記録はそれ以上でもそれ以下でもないことを示すし、元々が電子データになっているからパソコンで処理しやすいというのもある。これはデータベース化しやすいということと、計算がしやすいということであるから、これら「生活データ」をデータベースソフトに突っ込んで、まず評価をしようというわけである。

で、まず何をするかというと、ネットバンキングのアカウントを作ることから始まる。これを作ると自分の通帳に記載されるデータをCSV(カンマ区切りのテキストファイル)に落とすことができるから、これを利用するわけだ。さらに、クレジットカード会社も、実は明細をデータで落とせるので、これもダウンロードする。

自分は管理工学研究所の「桐」というソフトを使っているけれども、Excelが得意な人はExcelでいいと思う。
ちなみに桐について触れると、このソフトは「行集計」、「表引き」、「絞り込み」という機能が手軽に使える。Excelでもピボットテーブルとか使うと集計ができるとは思うけれども、桐の方が手軽で簡単なので自分はこちらを利用している。

こういったソフトを使って何をするのかというと、とりあえずは月ごとで赤字なのか黒字なのか、ということと、年ベースで赤か黒か、黒だとしたらいくら貯金できているのか、ということである。さらには、例えば家賃が自分が総収入の何パーセントを使っているのか、等ということがわかる。

さらにとりあえず明細を眺めていると、意外に電気とか水道とかが高いことがわかる。こんなに使ってたっけ。エアコン?では、夏と冬でどれぐらい電気代の差があるのか?とか、そもそも「この支払いはいったい何???」というものもある。

そこで、やっと改善→計画になるわけだけれども、ここでノートを用意しておいて、「暖房をエアコンからガスファンヒーターに切り替える」とか「冷蔵庫を買い換える」とか「これが何の支払いなのかをカード会社に聞く」とか書いていく。(何故かここは手書きw)
こうして作業が具体的にブレークダウンできるわけだ。

自分もお金のことはよくわかっていなかったとしみじみと思うわけだけれども、それ以前に自分の収入と支出のバランスがよくわかっていないということがわかった。
だが、そもそもどのぐらい稼いでいて、どのぐらい使っているのかがわかれば、色々と手を打てるわけである。

生活自体をゲーム化しようぜ

自分はゲーム好きだった。特にコーエーの三国志なんか大好きだった。三国志のすごいところは、国家経営において、必要となる数字(パラメータ)がはっきりしており、国同士の戦争をするにしても、おおまか何かどうなるかを頭の中で考え、それを実際に(あくまでゲーム上だけれども)試してみることができる、ということで、そして醍醐味でもあった。このゲームの欠点は、恐ろしくプレイ時間を長く取られて夏休みとかが一瞬にして過ぎ去ってしまうことだったのだが、このアイディアとデータベースソフトを使えば、自分の世界も抽象化しゲーム化することができるので、まあおもしろかったし、勉強だったと思えば悪くはない投資だったのだろう。

何となく先の見えない時代は、まず自分自身のパラメータをお金という数字のところから始めて見るのがきっと良いのだろう。
これは他にも健康管理とかにも使えそうだ。

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