2011年1月13日木曜日

与謝野さんが重要ポストに就くのだって

与謝野馨先生が「たちあがれ日本」を離党して、民主党に入って重要ポストに就くのだそうだ。この人は「たちあがれ」時代は、杉村泰蔵さんをかわいがっていて、彼を「たちあがれ」から出してあげたりしたそうなのだけれど、結局、そのせい?で、この「たちあがれ日本」自体の方向性みたいなものがぼやけて何が何だかわからないものになってしまった一因になってしまった。

結果、彼が単に自民党から民主党に鞍替えするための「クッション」として使われてしまった格好の「たちあがれ日本」になってしまったわけだけれども。
結局、どういう政党なのかは、外からは未だによくわからない感じにもなっている。

ひとつは以前、与謝野さん自身がガンをわずらっていたことが、「後先を考えずに精一杯やる」という姿勢につながったのかもしれない。身体のことを考えれば、先のことを考えて時期を待つ、という選択にはならないのかもしれないけれど、「たちあがれ日本」のメンバーに対しては、ちょっと後味の悪さも残した感じもある。
迷惑はかけたけど、ポスト欲しさにサヨウナラという形というか。

ただ本人は政策通であって、落選がなければ、ひょっとしたら小泉政権ではなく、与謝野政権もあり得たという話もある。なので病気のこともあるから本人としては何かの焦りもあるのかもしれないし、一方で官僚に近い考え方もあるという話もあって、逆に霞ヶ関側から「来て欲しい」という話があったのかもしれない。そういう意味では「今更ポストでもないが、めいっぱい残りの人生を生きるために進む」ということなのかもしれない。

さて一方、海江田万里先生は同じ選挙区で出ていて民主党の議員なのに、同じ選挙区の敵方であるはずの与謝野先生が民主党でポストを得るというのは、海江田先生はさぞやビックリなさったことだろうと思う。
これはまるで「お前は嫌い」と首相に言われたようなものなのだから。
そうなると、海江田先生は今後、どうなるのかというのも見物かもしれない。千代田区には、小選挙区制なのにふたりの代議士が民主党にいる、ということになるわけだから。

菅さん、こんな人事で大丈夫かw

しかし、こういうことであれば、いずれにしても、もう菅直人政権は4年目までは解散せずにやるだろうから、そうなれば次は与謝野先生は体力不足で引退ということにはなるだろうけれども。
そうでなかったら、それはそれで見物というか。どうなんだろうか。

一寸先は闇。

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