2016年12月7日水曜日
リアル知り合いとSNSでつながるべきか
最近、mixiが10年前の日記をランダムで公開する機能を実装した。
昔の気が置けない知り合いとの、アホなやり取りが懐かしい感じだった。
この機能を見たきっかけで、この投稿のタイトル通りのことを考えたのだが、実際、リアル知り合いとSNSでつながっていくと、どういうことが起きるのだろうか。
まず、SNS上で展開されるやりとりは、基本的にフラットな人間関係であり、思ったことややってみたことが、そのまま書かれているものが多く、またそういった記事こそ読んでおもしろい。
いかにもその人の本音に触れたようでもあるし、相手がわかったような気持ちにもなる。
しかし、リアル知り合いは気楽な昔のmixiのようなSNSにおける人間関係と違う。
例えば職場では上司部下的な人間関係、あるいは学校では先生や先輩後輩などの関係性、つまり、その社会における上下関係がある。
それを無視して一緒にしてしまうと、SNSの醍醐味である本音トーク的なものや思いつきやら、下らない言葉遊びといったものが減って、さらにその人との個人的な関係だけならおもしろいだけで済むことがそうならなかったり、嫌いだから関係性を削除するというお手軽さも失われることになる。
また、おもしろいアイディアだからといってそれを皆の前で発表してしまうと、ときに今の職場や学校の環境を否定していると思われたり、あるいは後輩や部下があまりに優秀なアイディアを発表すれば、上の立場にいる人間がリアルでも自らの立場が脅かされるのではないかと感じて圧力をかけたりする可能性もあるし、逆にそうされるんじゃないかと萎縮してしまって、思い切ったことが言えなくなってしまうこともあるのだと思う。
つまり上下関係がときに破壊されることがある危惧が、個々のメンバーの活動に影響を与えるんだ、ということなのだよね。
だから、そこは裏アカや鍵付きの匿名アカウントを作って、小さいコミュニティの中で楽しくやっていくのもまあ、それはそれでSNSのいい楽しみかたかもしれないよね。
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