2010年11月11日木曜日

sengoku38さんはどうなってしまうの

中国の漁船が日本の巡視船にぶつけてきた問題だけれども、結局、海上保安官ことsengoku38氏から事情を聞いているという話で、まあ、日本は一種の「祭」状態になっている。しかし、この人を有罪にするとなった場合、その義憤に燃えてやった行動が社会的に、処罰あるいは制裁される、ということになるわけだが、それが今の政府がどの程度できるのだろうか?とつい考えてしまう。

かつて中曽根政権下では、大韓航空機が領空侵犯して当時のソ連の軍用機に撃ち落とされた事件があった時、一時、日本領内で撃ち落とされたのでは?という憶測もあったものを、その時は自衛隊のレーダーで傍受していた内容を公開した。防空能力が知れ渡るからよくないという反対論を押し切って。

一方、今回の問題の発端は日本政府自体が、中国漁船から衝突してきたのに、それを公にせず、そのまま一般に公開をしないままウヤムヤにしようとしていたというところであった。特に仙石官房長官がAPECに影響するから船長を早く釈放しろと言ったなどの伝聞も相まって、この犯罪(?)者たるsengoku38氏よりは、むしろ今の政府を批判する人が多いのは当然だろうと思える。

つまり「日本のみんなのためにがんばっているのはどっちでしょうか?」という問題である。

政府がこの事件を発表しないことが原因の一つだったわけだけれども、それを義憤にかられて公開した人間を罰せるかどうか、あるいは罰することがどの程度できるのか?非公開という判断に問題はないのか?非常に論点が多い。
実は誰かが海に落ちて中国人に銛で突かれたなどという噂もあり、裁判ともなればその辺も明らかになってしまうかもしれない。そうなったら政府はどう釈明するのだろうか。 
この映像の非公開という判断は、日本の一般国民の代表たる日本政府のするべき振る舞いというよりは、中国政府日本支店と呼ばれても仕方がないような気もする。あるいは、インターネットが普及した現在の社会における情報伝播力を、弁理士でもあるはずの菅総理ですら、よく理解していないのかもしれない。
中国人民も「実際のところはどうなんだんべ?」ということで、検閲をかいくぐっていろいろと考えているのかもしれない。

「英雄」中国船の船長さんの行方は?

しかし、冷静になって考えてみると、「犯罪では、最も得をするやつが大抵は真犯人」ということもある。
で、今回の事件の中国側の船長はすでに失踪、あるいは行方不明らしい。
一般的には中国の軍人がやって、軍に戻ったのだろうという話もあるけれども、本当のとこ、日中関係が悪い方が得になる、という勢力がいるのかもしれない。
既に日本と中国との貿易額はアメリカとのそれを額で超えており、中国と日本が組むことを気持ち的によしとしない勢力もある。中国は中国で、日本を差し置いてアジアのリーダーとして覇権的な地位を確立するため、プレッシャーをかけた方がいいと思う勢力もあるかもしれない。

で、その船長が本当の黒幕が誰かってしゃべる前に口封じのためにコロされちゃった可能性もあったりもするわけで、この辺の闇の部分が表に出ないことには真相というのはまだまだわからない。
まあ、今確実に言えるのは、日本人の対中感情が悪化することと、民主党の支持率が下がることぐらいだろうか。
それがどっちに転がって、どういう結果になるのかはまだよくわからない。

おまけ:
「自作自演の歴史から学ぶ」
http://www.qualitysaitama.com/?p=9303


この人○IAじゃないのか(笑)
※6:19あたりを見てそう思いました(・∀・)

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