2011年3月3日木曜日

北方謙三がかっこよすぎる件について

以前、mixiに書いたことがあるのだけれども、

http://media.excite.co.jp/book/news/topics/059/p01.html には、

「ただ俺は、俺自身のことを語ることで、おまえたちになにかを感じさせたいのだ。俺から見ると、おまえらは与えられた馬力にも気づかずに、柵の中で大人しく飼われてる羊さ。羊に牙を。羊に角を。それがこのコーナーのテーマなのだと俺は思っている。」

とあって、その中にベストバウトなるものがある。そこには


Q.まじめな奴、正直な奴が損をするのだ。どうしてみんな本気に部活やったり、学校祭やったりしないんだ。何で無気力な奴らばっかりなんだ。そうじぐらいしろよな!
(愛知県 S・Y 17歳)

A     独りで泣け。 独りで泣いて、なんでみんなこうなんだ、世の中はこうなんだ、みんなが悪いんだ、としばらく思え。しかしそれは、ほんのしばらくの間にしろ。他人はどうでもいいじゃないか。他人のことが頭に来て、他人がやらないことが問題なんだということではなく、自分がやれるかやれないかが問題なんだというところに、君は行き着かなくてはいけない。そういう男になれば、「世の中どうなっちまうんだろう」という薄っぺらな憎悪はなくなるだろう。そういう薄っぺらな憎悪で、自分の精神状態を支配していたら、何もいいことはない。何も生産的なことはない。

・・・なんというか、実にかっこいい。
とてつもなく「みんながそうじしてくれないよー(つд⊂)エーン」って感じの男子に対して、人生の神髄をいきなりぶつけてくる、この感覚である。

( ゚д゚)ポカーンというか、まるで石を投げた子供に対してミサイルを発射するような、このアンバランス感がとてもたまらない感じの漢(オトコ)である。 かっちょいいぜ。
 
こういう男が、まさに「生き様」を見せることによって、「このよのなか、いやなことがいっぱいだけど、こわいことがおおくって、なんにもできなーい」という、この私のような小心者ですら、 なんかちょっとおもしろいことをしたいと思ってしまう。

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